2010年10月24日に、地理情報システム学会にてQuantumGIS+R連携ハンズオンセッションが開催されます。これに対応しまして、Fink のパッケージを一部追加/更新しました。



関連パッケージは以下の通りです。

  • r-base 2.11.1
  • r-cran-maptools 0.7-38
  • r-cran-proj4 1.0-4
  • r-cran-rgdal 0.6-28
  • r-cran-sp 0.9-70-
  • qgis-plugin-manager 1.0 (plugin manager ではなく、manageR という別プラグイン)

Intel 上の 10.6 と 10.5 で動作確認しています。

なお、当日のセッションは VirtualBox 上で行うようなので、必ずしも Fink からインストールする必要はありません。以下は、Fink を使用した QuantumGIS と R のインストール方法です。

  • Fink のインストールと設定
    • finkを http://www.finkproject.org/download/ からダウンロードし、インストールする (註:10.6 では、64bit only は選択しないでください)
    • /sw/etc/fink.conf の Trees: 行に unstable/main unstable/cryptoを記述し上書きする
    • ターミナルで、fink selfupdate と入力+Enter
  • Fink から QGIS, R のインストール
    • fink install qgis-mac qgis-plugin-manager r-base rpy2-py26 r-cran-sp r-cran-maptools r-cran-proj4 r-cran-rgdal
      註:qgis-mac などの大きいパッケージの場合、依存性が複雑で、一度ではできないことがあります。 依存しているパッケージ (qt4-mac, python26, gdal など) を先にインストールしておくとよいかもしれません。 エラーメッセージを読むことでだいたいの問題は解決できると思います。
      成功すると、/sw/Applications 内に、qgis1.5.0.app が作成されます。
  • QGIS の起動
    • /sw/Applications を開いてダブルクリックか、ターミナルで"open /sw/Applications/qgis1.5.0.app"と入力する
    • プラグイン > Python プラグインを呼び出す > manageR を探し、インストール
    • R という形のアイコンがツールバーに追加されているので、これを探してクリック
    • manageRを立ち上げたら、[Help]-[Library browser]でパッケージを確認する (sp, rgdal, foreign, maptools, gpclib, proj4あたりを推奨)
    • パッケージが見当たらない場合は、Rのコンソールで install.packages("パッケージ名") と入力