03/29/06: 10.4 bindist is ready for testing
10.4 tree のための公式バイナリ配布のテストが開始されました。
普通に UseBinaryDists が有効になっていて、 apt がインストールされていれば使えるかと思います。うまくいかない人は、次の点を特に注意して確認してみてください。
- /sw/etc/fink.conf の「Distribution」の行が「10.4」であること、「UseBinaryDists」の行が「true」であることを確認してください。
- fink selfupdate して、 fink のバージョンが 0.24.15 以上であることを確認してください。
- unstable ツリーを使用している状態で fink selfupdate するだけでこれは可能ですが、 stable ツリーでやりたい人は /sw/fink/dists/unstable/main/finkinfo/base に置いてある fink.info というファイルを /sw/fink/dists/local/main/finkinfo にコピーすれば大丈夫です。
- apt がインストールされていることを確認してください。
- /sw/etc/apt/sources.list に次の行が含まれていて、コメントアウトされていないことを確認してください。
deb http://fink.sodan.ecc.u-tokyo.ac.jp/bindist/bindist 10.4/release main crypto deb http://fink.sodan.ecc.u-tokyo.ac.jp/bindist/bindist 10.4/current main crypto
- これらの行はあなたの利用しているミラーによって異なります。 fink configure を実行すると、自動的に再設定されます。
- fink scanpackages と sudo apt-get update を実行してください。
うまく動かないときには、コメントを残していってみてください。対応できるかもしれません。
03/29/06: GLPK コミット
フリーの線形計画問題ソルバーの一つ、glpk を unstable にコミットしました。 これを使って最長片道きっぷの問題も解くことができます。
参考: 最長片道きっぷの経路を求める
03/28/06: nkf 更新
unstable の nkf、nkf-pm* を 2.0.5 ベースに更新しました。 これに伴って 2.0.4 ベースのものは stable に移しました。
と、思ったらもう nkf 2.0.6a が来ていますね……。
メンテナンス (とそれに伴う技術的・社会的その他のごたごた) のため、 2006年3月24日から同27日まで、 fink.sodan.ecc.u-tokyo.ac.jp がダウンしていました。
利用者の方々にご不便をおかけしたことをお詫びいたします。
03/26/06: rxvt-unicode コミット
XFT や Unicode がサポートされた rxvt クローン、 rxvt-unicode を新規に unstable にコミットしました。 10.4、10.4-transitional ではバージョン 7.7 ですが、 10.3 ではそのままではコンパイルが通らないのでとりあえず 7.0 にしています。
03/25/06: TeXPower アップデート
LaTeX でプレゼンテーションスライドを作るパッケージ texpower を unstable にてバージョン 0.2 に更新しました。これに伴って バージョン 0.1b は stable に移しました。
03/24/06: prosper コミット
LaTeX でプレゼンテーションスライドを作るパッケージの一つ、 prosper-1.5 を新規に unstable にコミットしました。 prosper 使いの方はお試しください。
初めての方は、 /sw/share/doc/prosper/example 以下のサンプルが参考になるかもしれません。
http://permalink.gmane.org/gmane.os.apple.fink.devel/12553
10.4 stable ツリーがフリーズされましたよ。 というわけで、メンテナの皆さんは、 CVS の 10.4 stable tree ではしばらく新しいパッケージを更新することはできません。
もうしばらくすると公式バイナリ配布が使えるようになるかと思います。
期待。
03/23/06: Wanderlust 関連更新
10.4-transitional、10.4 ツリーの unstable で wl-2.12.2 になっていたのを wl-2.14.0 に更新しました。 これにともなって、wl-2.12.2 は stable に移しました。
また同時に、 unstable において flim、limit もバージョンを上げました。
03/22/06: YaTeX 更新
unstable の yatex-1.72-3 に xdvi-search.el を含めました。 これによって、xdvi と Emacs の間で対応箇所への相互ジャンプが可能になります。 X11 上の Emacs において以下の手順でお試しください (emacs -nw で起動したものや Carbon Emacs 等ではうまくいきません)。
適当な TeX ファイルを Emacs で開いた上で、 C-c t j するとコンパイルが、 C-c t p すると xdvi を開くことができます(これはYaTeXの機能)。 この後 xdvi 上で Ctrl + 左クリック すると Emacs の該当箇所にジャンプします。 Emacs からは C-c C-j で xdvi の該当箇所にジャンプできます。
03/21/06: ptex-babel コミット
pTeX で Babel マクロをきちんと使うためのパッケージ、 ptex-babel を unstable にコミットしました。 pTeX で多言語を使いたいという方はお試しください。
We Fink@Sodan Team hope that you live even more comfortable life with Fink, so let our binary packages open in public.
We are distributing "10.3" and "10.4" packages, and these packages are updated daily with our automated build system. Please note that this is NOT AN OFFICIAL distribution of Fink . This is really important point.
With this binary distribution, for example, when you feel that "I want to install Apache 2 on my box instantly, but it's really boring to wait until it builds..", you can install just with no wait. Or when you feel that even "Woot, new version of KDE is released today!", then you might perhaps able to run just `apt-get install bundle-kde` today, if the package maintainer is enough crazy and you are too lucky.
Instructions to use our unstable binary distribution follows. Have fun!
03/19/06: unstable ツリーのバイナリ配布を公開
Fink をより快適に使うことができるよう、 unstable ツリーに存在するパッケージを東大 Fink チームがビルドし、独自に公開します。
(重要な注意: これは Fink Core Team の公式配布ではありません。不具合が起きてもメーリングリストなどに投稿しないでください。)
配布するのは「Distribution: 10.3」と「Distibution: 10.4」のためのバイナリパッケージで、これらは自動ビルドシステムによって日々更新されています。
このバイナリ配布を使えば、 例えば「急いで Apache 2 をインストールしたいのに、自分でコンパイルするのは面倒だよ…」という場合にも楽々インストールできますし、「お、今日新しいバージョンの KDE がリリースされたみたいだ!」というときも、パッケージのメンテナが充分にいかれていて、なおかつあなたの運がとてもいい場合は、即日 apt-get install bundle-kde
できてしまうかもしれません。
これらのパッケージ使うための設定方法を以下に解説します。楽しんでください。
03/18/06: OSC2006 Tokyo/Spring を終えて
オープンソースカンファレンス2006 Tokyo/Spring においてセミナーや展示にいらしていただいた方、どうもありがとうございました。セミナーの内容やインストールCD、Mantaなどについてご質問やご要望などございましたら、ぜひメールやコメントなどでお知らせください。
セミナーでのスライドやインストールCDなどはこちらです:
- スライド
- Finkにまつわるエトセトラ
osc2006-spring.pdf
(約20MB)
スライドのソース osc2006-spring.tar.gz (約21MB)
make には最新の ptex-jisfonts, dvipdfmx, latex-beamer が必要です。 - Macintosh上でのオープンソース活用事例 mac-oss-fink.pdf (約370KB)
- Finkにまつわるエトセトラ
osc2006-spring.pdf
(約20MB)
- 写真・記事など
- OSC2006-Tokyo-Spring
(エトセトラ・活用事例の両セミナー写真館)
(中央大学の津野さんに頂きました。ありがとうございます!) - 「オープンソースカンファレンス2006 Tokyo/Spring」参加<ご報告>
(Macintosh上でのオープンソース活用事例、MOSAさんの記事です)
- OSC2006-Tokyo-Spring
(エトセトラ・活用事例の両セミナー写真館)
-
動画(Finkにまつわるエトセトラ、抜粋)
- 20060318-OSC2006.mov
(約127MB・30分程度)
(こちらも津野さんに頂きました。ありがとうございます!)
- 20060318-OSC2006.mov
(約127MB・30分程度)
- インストールCD
- PowerPC用: TodaiFink-20060318-1-powerpc.iso (約519MB)
- Intel用: TodaiFink-20060318-2-i386.iso (約438MB)
このインストールCDには、世界に先駆けて10.4用(PowerPC&Intel)のバイナリインストーラが収録されています。お楽しみください!
03/17/06: 多言語マニュアル
多言語でマニュアルを読むことができる man を unstable にコミットしました。 インストールした後、LANG=ja_JP.UTF-8 などを設定した上で man man してみてください。(^o^)/
03/12/06: Manta公開
Amazon のオープンソースソフトウェア版を目指すシステム、 Manta をテスト公開しています。 まだ使い方などのドキュメントは整備中ですが、 我こそはと思う方はぜひ使ってみてください。 バグ・改善案などありましたらメールやコメントなどで報告いただければと思います。
ソフトの解説や使い方などは自由に編集できるようになっているので、 物足りない部分は記述を加えたり参考リンクを貼ったりしてくださると助かります。 Manta はユーザ参加型のシステムです。 情報の充実にご協力ください!
03/10/06: OSC2006 Tokyo/Spring 予告
- Fink 知ってますか?
- Fink チームの歴史
- Fink チームの闘い
- Fink の現状と今後
- Fink インストール CD
- 新システム Manta
03/07/06: pTeX 関連パッケージ更新
unstable において pTeX を 3.1.9 に更新しました。 ただ、以前のバージョン 3.1.3 から正常にアップグレードできるかテストしていません。 申し訳ありませんが、もしアップグレードに支障が出た場合は、 ptex-dev、ptex、ptex-base、ptex-shlibs などをいったん全て remove してから再度お試しください。 ptex や ptex-texmf の更新に伴い、 dvipdfmx、okumura-clsfiles、otf-fontfiles などの関連パッケージも更新しています。